思想荷重

押しつぶされし日々。

ともだちと九月の三連休


金曜日と日曜日に、

それぞれ別の友達二人ずつと久しぶりに会って

それぞれ三時間ずつ笑ったり相槌を打ったり

女同士でげらげらと過ごした。

 

アウトプットを口から行うことに日頃慣れていないから

久しぶりに友達に会っても

学生時代のように言葉が思うように出てこない。

もちろん、そこには大人になってからの

ちょっとした遠慮だったり、変なプライドだったりが

見え隠れしている変な距離感があって、

『友だち』っていいなと思うと同時に

『友だち』ってなんだったっけかな?

そんな風に思ってしまう自分も正直。

 

その場はとても楽しいし、もちろん相手は素敵な人ばかりで

また会いたいな!そんな風に思うけど、

帰ってきてからちょっとした不安が圧してくるのは

学生時代にはなかった憂鬱な点。

相手の気を悪くすることを言ってないかな?とか

あれは言い過ぎたかなとか、

話過ぎたかな?とか。そんなようなこと。

多分わたしが下手くそなんだと思う。

人との関係を築くのが。その関係を保守することも。

 

若い頃はコミュニケーション能力が

そんなに低いなんて思ってもみなかったけど

たぶんそれはただ自惚れていただけなんだろうと

今になって思う。

人間関係って本当に鏡みたいなところがあるから

自分が遠慮したり距離をとったりすると

相手にもそれが伝わってしまうよね、

だからそんなことは仲良くしたい相手に無用なことなのに

その癖みたなものができてしまって

多分もう二度と丸裸の自分の状態で誰かに接することは

ないのだろうなぁと思う。

 

こんな状態だからこそ文章という、逃げ場ではないけど

ひとりよがりなアウトプットを許容してくれる手段に

没頭してしまうというのは大いにある。

 

今、物語を書いていて、それがもうすぐ完成する。

もの凄いエゴイストな反面と

ものすごく臆病な反面を

併せ持っている変な自分を存分に発揮したい。

人には語れないけど、書けることを存分に。