思想荷重

押しつぶされし日々。

読書記録

【読書記録】『イヤシノウタ』吉本ばなな

吉本ばなな『イヤシノウタ』を読了した。 とても好きな作家さんだけれど、 「すてき」「あたたかい」「やさしい」 とにかくどの文章にも、 ほんわりと温かなワードがあって、 優しい世界に包まれているので 捻くれもののわたしは正直、途中胸やけしそうだっ…

【読書記録】辛口『マチネの終わりに』平野啓一郎 

昨晩ここに日記を書いて そのあと2時ごろまで本を読んでた。 平野啓一郎『マチネの終わりに』 時間を返してほしい。 途中で胸糞過ぎて読むのやめた。 こんなネガティブを綴るのはやめよう そんなことも思ったけど ちゃんと書こう。 以下ネタバレ要素あるので…

【読書記録】『潮騒』三島由紀夫

三島由紀夫の恋愛をテーマにした小説は初めて読んだ。 それもこんなにも淡い ティーンエイジの初恋の。 なのにどこか既視感があった。 そしてその答えはすぐにわかる! うん、ジブリ! 青年の純粋で真っすぐなところ! 少女の健康的で無垢で邪気の無さ! そ…

【読書記録】三島由紀夫「憂国」と八月二十三日

会社の昼休みの45分間。 自席でお昼ご飯を食べながら 読書をするのが習慣で、 今日はこのところわたしの中で続いている 三島由紀夫シリーズ 「花ざかりの森・憂国」を読了した。 これは三島由紀夫氏が選んだ 自身の短篇集で どれもこれもがギラついてざらざ…

【読書記録】『美しい星』三島由紀夫

三島由紀夫 彼は小説家であり、日本を代表する哲学者だと思う。 これまでにも何度も何度も手に取って、 読む機会はあったのに、十何年越しに、 私はやっと彼の文章に触れた。 しかも『美しい星』という、思想小説に。 美しい星とは、地球のこと。 主人公とそ…