思想荷重

押しつぶされし日々。

創作活動

【映画評】三島由紀夫 vs 東大全共闘 50年目の真実

わたしは創作物を愛でるにおいて、 創作者の人格にはさほど興味がない。 音楽もそう。楽曲を好きになっても 作者に興味を持たない。 それが自分が年を重ねたせいか、 (年齢を重ねると他者との隔たりが どこか綻んでくる。他者に興味が出てくる。) 三島由紀…

【詩】八月十日

8月の湿度の高い夜 さっき通り過ぎたばかりの雨の跡に 車のヘッドライトが反射して 艶やかに光るので 眩しさすら感じる田舎道の上 なまぬるい夏の夜風といっしょに 歩みを進めるこちらの目の中で 何もかもが不規則に揺らめいて それはきっと、 無機物の重な…

【詩】【映画評】Hecate

平凡に生きて漂うように辿り着いたあなたの元にこんな運命に出会うはずの月夜に無防備なわたしのままで挑んでしまった罰 溺れるのは容易くて息継ぎも困難なほどに予想外の情熱を冷ます術を知らずに流れる時間の上で無力なままに 暗がりで求めてばかりいる奔…